近鉄名古屋駅ホームに並ぶ顔・顔・顔|作品No-0014「あなたはわたし」
私たち両親や兄弟、先生方など200人以上の顔が並ぶ
第59回みえ県展 洋画部門 最年少入選作品
村林 真哉先生が主催する自由芸術教室「HUMAN-ELEMENT」は
毎週土曜日の午前か、午後14:00から16:00頃まで
野田さんというお宅をアトリエとして
お借りして創作活動をしています
村林 真哉先生はご自身がアーティストとして活躍もされており
その作品を見る眼力は非常に優れた先生で
東京から深夜バスで健常者アーティストが、
指導を受けるほど高名な先生です
私は毎週土曜日になると家内の運転で拓馬を迎えに
松阪のショッピングセンターで買い物をしてから
「希望の園」(元、野田さんお宅の敷地内)の、
車内で待っています
ですが、みえ県展の締め切りが近づくと
拓馬は集中的に平日も「希望の園」で絵を描き
その土曜の夜も18:00頃まで描いていましたので
さすがに私も車内を降りて、
野田さん宅のアトリエに上がらせて頂きました
拓馬が18歳の時ですから3回目の
みえ県展応募作品でした
100号の大きなキャンバスに描かれた数百人の顔、顔、顔・・・
数百人の目からじっと
見つめられているかのような
圧倒的な迫力を感じました
村林先生は少し離れて作品の前に立ち
「よしっ!これで完成でいいですか!?」
と拓馬にたずねたのでした
拓馬は満面の笑みで「ハイ!」と
元気よく答えたのをよく覚えています
第59回みえ県展 洋画部門 最年少入選作品
「あなたはわたし」完成の瞬間でした
2年後入賞する「人権の駅」のプロローグが
「Family Museum」だとすれば
拓馬ワールドのひとつのスタイルを確立させたのが
この「あなたはわたし」だと思います
これも油彩画で
サイズは100号
額装を入れた大きさは約165センチ ×135センチ位です
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