自閉症ブログ早川拓馬が祖父母に贈った|シーパラダイス作品No-0029
2014年3月7日早川拓馬の祖父が
永眠したので祖母に贈った作品です
●残念ながらこの作品はお売り出来ません
二見シーパラダイスの海獣たちです。の由来
ちょうど拓馬の父である
私がこのこのサイトを
立ち上げるきっかけとなった
2013年6月8日から開催された
早川拓馬初の個展
「早川拓馬展〜行ったこと無いよね〜」の
翌日、真っ最中の2013年6月9日に
私の妹から夜8時頃に電話がありまして
「父が危篤で家族に集まって欲しい」
との連絡がありました
ですので私は毎日喪服を持参して
拓馬の個展の手伝いをした訳ですが
幸いにもその期間に父が
逝くことはありませんでした
「尊厳死」と「延命措置」の葛藤
父は生前より「尊厳死」を望んでおりまして
ルーズリーフにも「私の死後にすべき事」と
いうタイトルで自分の死後の措置を
10年程前から書き綴っておりました
その中で一番ポイントとなったのは
「尊厳死」に関してでした
つまり、父は自分が「植物人間状態」になった時
「延命措置」はして欲しくないと
強く望んでいたのです
ところがいざ入院してみますと
父は呼吸器は付けていて会話は出来ませんが
意識もハッキリあって「筆談」で
会話も出来ていたのです!
これで呼吸器を外すのは
家族も医師も出来ませんし
「尊厳死」は8ヶ月の長期に渡り
保留されたのでした
拓馬の祖父の本当の最期
・・・というわけで
「父の危篤状態」は
8ヶ月にも及んで当ブログサイトにも
書きましたが、2013年7月には
拓馬に「AKB48」をを見せてあげたくて
私と拓馬の2人だけは
父の見舞いに帰郷したのでした
ところが2014年2月19日に
父の容態が急変して
正に「意識のない植物人間状態」に
なってしまったのです
ここで再度父が望んでいた「尊厳死」の
話が復活いたしまして
2月24日に私は参加出来なかったのですが
父の点滴を親族合意の元に停止致しました
そして医師の見解では
「短くて4時間、長くて24時間」
との告知がありましたので
早川 匡一家も2月26日に千葉の実家へ
向かったのでした
父の生命力
ところが翌日2月25日には
下がると医師が予見した血圧が
140まで上がり、脈拍・呼吸も
正常に戻ったのです
妻は私の「2回帰郷することになるかもしれない」
という、物理的・金銭的・時間的リスクを問わずに
それでも行きたいと言ったので
私の一家4人で帰郷することになりました
そして結果としては2回帰郷することに
なったのですが
玄関先に置き去りにされていた
拓馬が「わかば学園高等部」の頃
描いた本作品が亡き父と
母への最期の贈り物となったのでした
この作品は油彩画です
サイズは不定形
額装込みで約41センチ×30センチ位です
拓馬が「海獣」だけを描いた珍しい作品です
●残念ながらこの作品はお譲り出来ません