海の中を走る電車|作品No-0018「Train Fish」
奥には車窓、上にはつり革なので海中を走る電車なの?
●売約済み
たまには拓馬の自閉症の苦労話しでもしましょうか
拓馬の自閉症は2歳頃から発現しました
顕著だったのは「オウム返し」「同一性保持」
「怒られることをわざとする」でした
「オウム返し」はその名の通りこちらの言った言葉を
そのまま真似て答えることです
「同一性保持」はつまり決められたことに
従って行動することで今は返って役立つ場面も多いです
「怒られることをわざとする」には参りました
コップの牛乳を間違えてこぼすと機嫌が悪くなり
継ぎ足してやると、今度は「こぼしちゃダメ・・・」と
ニヤニヤしながら、わざと牛乳をこぼすのです
今現在はそんなことはありませんが
小学生低学年までは、そんなことの繰り返しでした
私も感情が先走り、何度拓馬に手を上げたか数えきれません
原則私は拓馬を障がい者としては、
考えないでしつけて来ました
けれども3歳の時に西伊豆の戸田という
海に旅行に行った時は、さすがに参りました
砂浜に素足で初めて立った拓馬は、大声で泣き出し
とうとう帰るまで泣き通しました
海水浴が大好きだった私は
ほとほと参りました
ところが拓馬4歳の6月
私が伊勢市に転職することが決まり
お腹の大きい家内と3人で、
2泊3日の事前視察旅行をした時でした
朝4時に目覚めた私たちは海辺に散歩に出かけたのでした
こちらの海岸は砂浜というよりは
ジャリ浜といった小粒の小さな石ころで
なんと拓馬がサンダルを脱いで、
海に足を入れて喜んでいるではありませんか!
その時私は拓馬と伊勢との運命的な出会いを予感したのでした
またそれ以来、拓馬は海水浴や
おさかなが大好きになったのです
そんな拓馬と海との思い出が
いっぱい詰まったこの「Train Fish」ですが
家内の職場の親戚の女性が購入してくれました
「ベッドの横にかざって毎日たくちゃんのかわいい絵を見るね」
と言って本当に気に入って下さった様子で、
ありがとうございました
この作品も油彩画で
サイズは12号
額装を入れた大きさは約65センチ×55センチです
※残念ながらこの作品は売約済みです
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